単利
ひとことで言うと:最初の元本にだけ利息がつく計算方法。利息は増えていかない。
単利とは
利息を毎回、最初の元本だけにもとづいて計算する方法です。100万円を年5%の単利で預けると、毎年5万円ずつ、まっすぐ増えていきます。10年後は150万円で、複利(約163万円)との差は約13万円です。
身近な例では、債券の利息(クーポン)が単利の考え方です。額面100万円・利率2%の債券なら、満期まで毎年2万円を受け取ります。受け取った利息をそのまま使えば単利のまま、別の運用に回せばそこから先は複利として働きます。つまり単利か複利かは、商品のしくみだけでなく、利息をどう扱うかでも決まります。
よくある誤解は「単利は損」という見方です。単利か複利かは計算のしかたの違いで、どちらが有利かは利率と期間で決まります。短い期間では両者の差は小さく、長い期間ほど複利との差が開きます。グラフにすると単利は直線、複利は上に反った曲線になり、この形の違いが「時間を味方につける」という言葉の意味です。
金融商品の説明にある「年率◯%」が単利の表示か複利の表示かは、商品によって違います。たとえば「5年で10%」という表示は、年率にすると単利なら2%、複利なら約1.9%です。表示の基準をそろえてから比べるのが、商品を見るときの基本になります。
単利を図で確かめる
単利と複利、30年でどれくらい差がつく?

お金が増えるしくみ ― 複利と時間
利息に利息がつく「複利」と、積み立てを長く続けると何が起きるかをグラフで確かめる。
図と体験で読む単利に関連する用語
増えた利息にも利息がつき、雪だるま式に増えていくしくみ。
72の法則72 ÷ 年利(%) で、お金が2倍になるまでのおおよその年数がわかる目安。
債券国や企業がお金を借りるときに発行する「借用証書」。利息を受け取れる。
利回り投資した金額に対して、1年あたりどれくらいの収益があるかの割合。
