複利
ひとことで言うと:増えた利息にも利息がつき、雪だるま式に増えていくしくみ。
複利とは
元本だけでなく、それまでについた利息も含めた合計に対して次の利息がつく計算方法です。年5%で100万円を運用すると、1年後は105万円、2年後は105万円の5%がついて110.25万円になります。単利なら2年後は110万円なので、差は2,500円。この差が年数とともに大きく開いていきます。
よくある誤解は、投資をしていれば自動的に複利が働く、という考え方です。複利になるのは、得られた利益を引き出さずに再び投資に回したときです。株の配当や投資信託の分配金を受け取って使えば、その部分は複利になりません。分配金を再投資するコースや、分配金を出さずにファンドの中で再投資する商品が「複利を生かしやすい」と言われるのはこのためです。
複利は増える方向にだけ働くわけではありません。運用の利回りは年によって変わり、マイナスの年があれば元本は減ります。しかも50%減った資産が元に戻るには、50%ではなく100%の上昇が必要です。費用も複利で効きます。信託報酬のようにずっとかかる費用は、わずかな差でも長い年月で大きな金額の差になります。
「年5%で運用すると」という例は、計算のしくみを見せるための仮定です。実際の運用で毎年同じ利回りが続くことはなく、将来の利回りを約束するものでもありません。複利の力を体感するには、お金が増えるしくみのレッスンで、利率と年数を動かしてグラフの形がどう変わるかを見てみてください。
数字のしくみ
複利の計算式
100万円 ×(1 + 0.05)²= 110万2,500円複利の使われ方(ニュース・会話)
複利の効果を生かすには、早く始めて長く続けることが大切だ
複利を図で確かめる
単利と複利、30年でどれくらい差がつく?

お金が増えるしくみ ― 複利と時間
利息に利息がつく「複利」と、積み立てを長く続けると何が起きるかをグラフで確かめる。
図と体験で読む複利に関連する用語
最初の元本にだけ利息がつく計算方法。利息は増えていかない。
72の法則72 ÷ 年利(%) で、お金が2倍になるまでのおおよその年数がわかる目安。
リターン投資によって得られた(または失った)収益。ふつうは年率の%で表す。
ドルコスト平均法毎月決まった金額で買い続けることで、買う時期を分散する方法。
信託報酬投資信託を持っているあいだ、毎日差し引かれ続ける運用・管理の費用。
