リスク
ひとことで言うと:投資の世界では「危険」ではなく「結果のブレ幅(不確実さ)」のこと。
リスクとは
日常語では「危ないこと」を指しますが、投資ではリターンが予想からどれくらい上下にブレるかを意味します。数字では標準偏差で表すことが多く、「リスク20%」なら、1年間のリターンが平均から±20%程度の範囲に収まる年が多い(おおよそ3回に2回)という目安になります。
よくある誤解は「リスクが大きい=損をする確率が高い」と受け取ることです。投資でいうリスクは上にも下にもブレる幅のことで、リスクが大きい資産は、大きく増える年も大きく減る年もある、という意味です。一般に、大きなリターンが期待できる資産ほどリスク(ブレ)も大きくなる傾向があり、リターンだけを高くしてリスクだけを小さくすることはできません。
ブレ幅としてのリスク(価格変動リスク)のほかにも、お金を貸した相手が返せなくなる信用リスク、売りたいときに売れない流動性リスク、外国の資産を持つときの為替リスク、投資先の国の情勢によるカントリーリスクなど、種類があります。商品の説明書(目論見書)には、その商品に関係するリスクが列挙されています。
標準偏差は過去の値動きから計算した数字で、将来のブレ幅を保証するものではありません。実際の相場では、計算上はめったに起きないはずの大きな下落が、想定より頻繁に起きることが知られています。自分がどれくらいのブレに耐えられるか(リスク許容度)と、家計としてどれくらいの損失なら生活に影響しないか(リスク許容量)を分けて考えるのが、投資の金額を決めるときの出発点です。
リスクを図で確かめる
「リスク」は危険度ではなく、結果のブレ幅

リスクとリターンは表と裏
投資でいう「リスク」は危険度ではなく結果のブレ幅。分布の山で見るとよくわかる。
図と体験で読むリスクに関連する用語
投資によって得られた(または失った)収益。ふつうは年率の%で表す。
標準偏差データが平均からどれくらい散らばっているかを表す数値。リスクの物差し。
分散投資値動きの異なる複数の資産に分けて持ち、全体のブレを小さくする考え方。
ボラティリティ価格の変動の大きさ。大きいほど短期間の上下が激しい。
リスク許容度・リスク許容量値下がりへの気持ちの耐性と、家計として耐えられる金額。
