ETF(上場投資信託)
ひとことで言うと:証券取引所に上場していて、株式と同じように売買できる投資信託。
ETFとは
投資信託の一種ですが、証券取引所に上場していて、取引所の取引時間中にリアルタイムの価格で売買できるのが特徴です。一般の投資信託は1日1回算出される基準価額で取引されますが、ETFは株と同じように成行・指値で注文し、その時々の市場価格で売買します。多くのETFは株価指数などに連動する運用をしています。
よくある誤解は、ETFの市場価格と基準価額が常に同じだと思うことです。市場価格は売り手と買い手の注文で決まるため、基準価額と少しずれることがあります。売買が少ないETFではこのずれ(乖離)が大きくなったり、買いたい値段と売りたい値段の差(スプレッド)が開いたりすることがあります。取引の多いETFほど、基準価額に近い価格で売買しやすくなります。
一般の投資信託との使い勝手の違いもあります。ETFの分配金は自動では再投資されないことが多く、再投資するには自分で買い足す必要があります。買う単位も「1万円分」といった金額指定ではなく口数単位が基本で、1口の価格によっては少額からの積み立てがしにくい場合があります。信託報酬は同じ指数の投資信託より低いことが多い一方、売買のたびに証券会社の手数料がかかる場合があります。
NISAでは、ETFは成長投資枠で買えるものが多く、一部のETFはつみたて投資枠の対象にもなっています(2026年時点。対象は金融庁の一覧で確認できます)。毎月決まった金額を自動で積み立てたいなら一般の投資信託、取引時間中に自分の決めた価格で売買したいならETF、というように、何を重視するかで向く形が変わります。違いは、ETFと投資信託のちがいのレッスンで表と図で比べられます。

ETFと投資信託のちがい
同じ「投資信託」でも、取引所で売買するETFは値段の決まり方も買い方も違う。表と図で比べる。
図と体験で読むETFに関連する用語
多くの人から集めたお金を専門家がまとめて運用し、成果を分け合う商品。
インデックスファンド株価指数などと同じ値動きを目指す投資信託。コストが低めの傾向。
成行注文・指値注文値段を指定せずに売買するのが成行、値段を指定するのが指値。
基準価額投資信託の値段。ふつうは1万口あたりの金額で、1日1回計算される。
証券取引所株式などを売り買いするための市場を運営する組織。
取引時間・時差取引所で売り買いできる時間。国ごとに違い、時差でリレーのように開いていく。
