🛒 インフレと、お金の「買える力」
物価が上がると預金の価値はどうなる?名目と実質の違いを動かして理解する。
このレッスンの目次
通帳の数字は減っていないのに
100円で買えていたおにぎりが、数年後に120円になっていた。こういう「モノの値段が全体的に上がっていくこと」をインフレといいます。 このとき、財布の100円玉の価値は変わっていないように見えますが、買えるおにぎりの量は減っています。お金の「買える力」が下がっているのです。
100万円の「買える力」はどう変わる?
今の100円のモノが
預金100万円の実質価値
目減り
物価上昇率を2%、預金の金利を0.2%のままにして、年数を20年にしてみてください。通帳の残高は少し増えていますが、今の物価で見た価値(赤い線)は大きく下がっています。
物価はどうやって測る?
日本では、総務省統計局が毎月消費者物価指数(CPI)を公表しています。家計が買う食料品や電気代、家賃、通信費など、たくさんの品目の値段をまとめて1つの指数にしたものです。 ニュースで「物価上昇率」と言うときは、多くの場合、この指数が1年前の同じ月と比べて何%変わったかを指しています。
物価が下がる「デフレ」は良いこと?
反対に物価が下がり続けることをデフレといいます。モノが安くなるのは嬉しいようですが、企業の売上が伸びず、給料も上がりにくくなり、「もっと安くなるまで待とう」と買い物が先送りされて、景気が停滞しやすくなります。 多くの国の中央銀行が、物価が緩やかに上がる状態(日本銀行は前年比2%)を目標にしているのはこのためです。
72の法則で、ざっくり計算
レッスン1で出てきた72の法則は、インフレにも使えます。物価が年2%ずつ上がると、72÷2=36年でモノの値段がおよそ2倍になります。つまり、36年後には今のお金で買える量がおよそ半分になる計算です。
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