インフレ
ひとことで言うと:モノやサービスの値段が全体的に上がり続け、お金の価値が下がること。
インフレとは
インフレーションの略です。物価が年2%上がると、今日100円で買えたものが来年は102円になります。言い換えると、同じ100円で買える量が減る、つまりお金の価値が下がっています。物価の動きは消費者物価指数(CPI)などの統計で測られ、ニュースで「物価上昇率◯%」と言うときは、多くの場合この指数の前年比を指しています。
よくある誤解は「インフレは悪いこと」と一括りにすることです。日本銀行は2013年から、物価上昇率2%を物価安定の目標にしています。緩やかな物価上昇は、賃金や企業の売上も増える経済の状態と結びつきやすい、と考えられているためです。問題になるのは、物価の上昇に賃金が追いつかない場合や、上昇が急すぎる場合です。給与が2%増えても物価が3%上がれば、買える量は減っています(名目と実質の違い)。
預金の金利が物価上昇率より低いと、額面は減らなくても実質的な価値(買えるモノの量)は目減りします。年2%の物価上昇が続くと、72の法則で計算して約36年でお金の価値は半分になります。資産運用を考えるきっかけとしてインフレがよく挙げられるのは、この「何もしなくても価値が減る」という性質のためです。
一般論として、株式や不動産は物価とともに価格や収入が増えやすい資産、現金や固定利率の債券は物価上昇で実質的な価値が目減りしやすい資産、と説明されます。ただしこれは長い期間での傾向の話で、物価が上がっている局面で株価も上がるとは限りません。インフレの反対で、物価が下がり続ける状態がデフレです。
インフレの使われ方(ニュース・会話)
インフレが続くなかで、現金だけで持っておくことのリスクが意識されている
インフレを図で確かめる
100万円の「買える力」はどう変わる?

インフレと、お金の「買える力」
物価が上がると預金の価値はどうなる?名目と実質の違いを動かして理解する。
図と体験で読むインフレに関連する用語
物価が全体的に下がり続けること。お金の価値は上がるが景気には重し。
消費者物価指数(CPI)家計が買うモノやサービスの値段の動きをまとめた指数。インフレの物差し。
実質金利表面上の金利(名目金利)から物価上昇率を差し引いた、実質的な金利。
名目・実質表示された金額そのものが名目、物価の変化を差し引いた姿が実質。
購買力同じ金額で、商品やサービスをどれだけ買えるかという力。
