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お金の基本 4 / 6

🧺 分散投資で、ブレを小さくする

値動きの違う資産を組み合わせると、なぜ全体のブレが小さくなるのかをシミュレーションで見る。

約6分更新 2026-09-14内容の確認 2026-09-14
このレッスンの目次

卵をひとつのカゴに盛らない

ひとつのカゴに卵を全部入れて運ぶと、カゴを落としたときに全部割れてしまう。だから分けて運ぼう、というのが分散投資の考え方です。 ただ「分ければいい」だけではありません。どんな値動きのものを組み合わせるかで、効果の大きさが変わります。

シミュレーションで確かめる

下の図では、値動きの大きい資産Aと、値動きの小さい資産Bを組み合わせて、100万円を20年間持った場合を500通り試算しています。 まずは「資産Aの割合」を100%から0%まで動かして、①の帯の幅と、②のオレンジの点の位置を見てください。

組み合わせると、ブレはどう変わる?

資産A:期待リターン年6%・リスク18%(株式のような値動きを想定)/資産B:年2%・リスク5%(債券のような値動きを想定)。いずれも説明用の仮定の数値です。

期待リターン(年)
リスク(年)
20年後の真ん中
20年後に元本割れ

① 100万円を20年持ったときの結果の幅(500通りの試算)

② 配分を0〜100%に変えたときのリスクとリターン

毎年はじめの配分に戻す(リバランス)前提。帯は上位10%〜下位10%、線は真ん中(中央値)です。相関を下げるほど、②の曲線が左(リスクが小さい側)にふくらむのが分散の効果です。将来の成果を示すものではありません。

相関とは

相関は、2つのものが同じ方向に動く度合いを −1 から +1 の数字で表したものです。 一方が上がるともう一方も上がりやすいなら正の相関、逆に動きやすいなら負の相関です。値動きのクセが違うもの同士を組み合わせるほど、全体のブレを抑えやすくなります。

ただし、相関はいつも一定ではありません。世界的に不安が広がる局面では、ふだんは別々に動く資産が一斉に下がることもあります。分散は損失を小さくする工夫であって、なくす方法ではありません。

配分を保つ「リバランス」

はじめに A:B = 50:50 で持っていても、Aが大きく値上がりすると、いつのまにか 70:30 のようにAの割合が増えていきます。そのままにしておくと、最初に決めたよりもブレの大きい状態になります。 定期的に配分を元に戻すことをリバランスといい、このシミュレーションも毎年リバランスする前提で計算しています。

1本で分散できる商品もある

たくさんの銘柄をまとめて持つのは個人では大変ですが、インデックスファンドなどの投資信託を使うと、少額でも多くの銘柄に分散した状態を作れます。 どの資産にどれだけ分散されているかは商品ごとに違うので、中身(投資対象)とコストを確認することが大切です。

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