塩漬け
ひとことで言うと:値下がりした株を、売るに売れず長いあいだ持ったままにしている状態。
塩漬けとは
食べ物を塩に漬けて長く置いておくことにたとえた言葉です。「いつか戻るはず」と待ち続けるうちに、資金が動かせない状態が続きます。含み損(まだ確定していない損失)を抱えたまま、見ないようにしている状態を自嘲ぎみに言うことが多いです。
長期保有と塩漬けの違いは、「持ち続ける理由」にあります。買ったときの理由(業績の見通しや配当の方針など)が今も続いていて、値下がりを想定の範囲と考えて持っているなら長期保有です。理由が崩れたのに、損を認めたくない気持ちだけで持っているなら塩漬けです。「今この株を持っていなかったら、この値段で買うか」と自分に問うと、どちらなのかが見えやすくなります。
塩漬けの費用は、値下がりそのものだけではありません。その資金を他の資産に回していれば得られたかもしれない成果(機会費用)も失っています。また、損失を確定させると、課税口座では同じ年の他の利益と相殺して税金を減らせる(損益通算)ため、確定しないことで税金の面の選択肢も使えないままになります。
よくある誤解は「売らなければ損ではない」という考え方です。含み損の状態でも、資産の価値はすでに減っています。確定するかどうかで変わるのは、税金の扱いと、その資金を動かせるかどうかです。売る・持つのどちらが結果として良いかは後になってしか分かりませんが、「理由があって持つ」のと「見ないようにして持つ」のは別の行動です。
塩漬けの使われ方(SNS・株クラ)
3年前に買った株、完全に塩漬け
塩漬けに関連する用語
損失が出ている資産を売って、それ以上損が広がらないようにすること。
ガチホ値下がりしても売らずに、じっと持ち続けること。「ガチでホールド」の略。
含み益・含み損まだ売っていない資産の、買ったときと比べた値上がり分・値下がり分。
機会費用ある選択をしたために、選ばなかった別の選択から得られたはずの価値。
