織り込み済み
ひとことで言うと:予想されていた材料が、発表前にすでに価格に反映されていること。
織り込み済みとは
「利上げは織り込み済み」のように使います。多くの人が事前に予想していた出来事は、発表を待たずに売り買いが進むため、実際に発表されても価格があまり動かないことがあります。市場の価格には、その時点で知られている情報と予想が、すでに反映されていると考える見方です。
よくある誤解は「良いニュースが出たのに株価が上がらないのはおかしい」という受け取り方です。好決算でも、市場の事前予想(コンセンサス)と同じ内容なら「予想どおり」で、価格はすでにそこにいます。動かすのは「予想との差」です。予想を上回れば上がり、良い内容でも予想に届かなければ下がる、ということが起こります。「噂で買って事実で売る」という格言は、この動きを表しています。
どこまで織り込まれているかは、はっきりとは測れません。金利の見通しについては、金融市場の価格から「次の会合で利上げが行われる確率は◯%と織り込まれている」のように逆算して語られることがありますが、これも市場の参加者の予想の平均であって、結果を約束するものではありません。
ニュースで「織り込み済み」と出てきたら、「そのニュース自体は、すでに価格に入っていたと見られている」という解説だと読めます。これから何が起こるかではなく、起こったことに対して価格がなぜ動かなかったか(または動いたか)を説明する言葉です。予想と違う結果が出ると「サプライズ」として大きく動くことがあります。
織り込み済みの使われ方(ニュース・会話)
好決算は織り込み済みで、発表後の株価の反応は限られた
織り込み済みに関連する用語
期待で上がった価格が、実際に発表されたところで売られて下がる現象の格言。
材料・材料出尽くし株価を動かすきっかけになるニュースが「材料」。期待されたニュースが出たあと動きが止まるのが「出尽くし」。
地合い個別の材料ではなく、市場全体の雰囲気や流れのこと。
