押し目買い
ひとことで言うと:上がっている流れのなかで、一時的に下がったところを買うこと。
押し目買いとは
上昇の途中の一時的な下落を「押し目」と呼び、そこで買うことを押し目買いといいます。ニュースでは「押し目買いが入り下げ幅を縮めた」のように、下がった場面で買いが入って値を戻した動きの説明に使われます。上昇の流れ(トレンド)が続くことを前提に、少し安くなったところで買う、という考え方です。
一時的な下落なのか、下落の始まりなのかは、そのときにはわからないのが難しいところです。後から見れば「押し目」だった下落も、その最中には「下落トレンドへの転換」と区別がつきません。チャートでは、移動平均線や過去の安値(支持線)の近くまで下がったところを押し目の候補とすることが多いですが、そこで止まる保証はありません。
よくある誤解は「押し目買いは安く買えるので有利」という受け取り方です。押し目を待っているあいだに価格が下がらずに上がり続け、結局買えないままになることもあります。これを戒めた格言が「押し目待ちに押し目なし」です。待てば安く買えるとも、待たずに買えばよいとも言えず、どちらにも裏があることを知っておく言葉です。
ニュースでの「押し目買い」は、誰かの判断を表しているわけではなく、下がったところで買い注文が増えた、という市場の動きの描写です。「利益確定売りに押されたが、押し目買いが入り」のような文は、売った人と買った人が両方いて、結果として価格がどう動いたかを言っているだけなので、売買の指示として読む必要はありません。
押し目買いに関連する用語
値上がりした資産を売って、含み益を実際の利益にすること。「利確」とも。
狼狽売り急な値下がりにあわてて、よく考えずに売ってしまうこと。
押し目待ちに押し目なし下がったら買おうと待っていると、下がらずに上がり続けてしまうことが多い、という格言。
トレンド価格が一定方向へ続いて動く傾向。上昇・下降・横ばいに分ける。
移動平均線過去○日間の終値の平均を毎日計算して結んだ線。値動きの流れをならして見る。
